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キクタスがお手伝いさせていただいてきたすべての番組の累計が1億ダウンロードを突破しました。
1億ダウンロード突破を記念して、「人生を変える」ポッドキャストの聴き方・使い方をテーマに、本田健さんにお話を伺いました。

作家/本田 健さん

プロフィール

神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。そのユーモアあふれるセミナーには、世界中から受講生が駆けつけている。大人気のインターネットラジオ「本田健の人生相談〜Dear Ken 〜」は2300 万ダウンロードを記録。世界的なベストセラー作家とジョイントセミナーを企画、八ヶ岳で研修センターを運営するなど、自分がワクワクすることをつねに追いかけている。2014 年からは、世界を舞台に講演、英語での本の執筆をスタートさせている。 著書は、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』『きっと、よくなる!』『大好きなことをやって生きよう!』など、累計発行部数700万部を突破している。

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悩んだり、立ち止まったり、迷ったりしたときに聴いてほしい番組

早川:今回は『本田健の人生相談 〜Dear Ken〜』のパーソナリティーで作家の本田 健さんにお話を伺いたいと思います。健さん、よろしくお願いします。

本田:はい、よろしくお願いします。

早川:『本田健の人生相談 〜Dear Ken〜』は、もう6年ぐらい、多分300回以上配信されていらっしゃると思います。ひょっとしたらまだこの番組をご存じない方もいるかもしれないので、健さんの今のお仕事と、どんな活動をされているのかということも、最初にちょっと伺いたいのですけど。

本田:はい。いろいろな活動をしていますが、肩書きとして、一番使っているのは作家ですね。本を今114、5冊くらい書いています。

早川:100冊超えているんですか。

本田:はい。代表的な本は『ユダヤ人大富豪の教え』とか『きっと、よくなる!』『未来は、えらべる!』『大好きなことをやって生きよう!』です。最近では、『20代にしておきたい17のこと』をはじめとする、17のことのシリーズが、今のところ190万部売れています。お金や幸せ、そして才能をどうやってみつけるのか、どうやって生きるのかということをテーマに本を書いています。

早川:この『本田健の人生相談 〜Dear Ken〜』は、もう5、6年くらい前に始められたんですよね。そこから毎週、海外も飛び回って忙しい中で配信されています。初めて聴く方に、この番組を一言で紹介するとどんな内容でしょうか?

本田:「人生相談」とタイトルに入っているぐらいなので、人生相談がメインの番組になります。これまで自分らしく生きる上で、悩んだり、立ち止まったり、迷ったりしたときに、本を読んだり、誰かに相談を聞いてもらうことで助けられたことがたくさんありました。でも、なかなか素晴らしい本や人物に出会えないというときもありました。そういうときにはこういう番組があったら助けになるんじゃないかなと思って、人生相談を始めました。
面白いのは、自分と直接関係ないと思える相談内容を聞いていても、なるほどなと思って反省したり、「こうやってもう少し勇気を持って頑張ってみよう」と思ったりすることです。他人が相談をしているというのを聞くだけでも、不思議と元気になれるものです。多分これが、何千万人の人たちが聴いてくださっているという結果につながっていると思っています。やっている私自身が楽しいので、毎回「面白いな、この質問」っていうので笑ったり、ドキドキしたり、「大丈夫だよ」って言ってみたり。そういう意味では私自身もすごく学びになっています。

早川:いろんな考え方あると思うんですけど、せっかくだったら番組を聴いて、結果を出してほしいというふうに僕は思っていて。健さんが本やポッドキャストを通して人生を変えるメッセージを発信しても、それで変われる人と変われない人がいると思うんです。そういう人の違いや、「こういう視点を持って番組を聞いてくれると飛躍しやすいんじゃないかな」というアドバイスはありますか?

本田:はい。人生は、基本的には全員変わるようになっていると思っています。なぜかというと、人は老いていくものだからです。そして自分のお父さんやお母さんなど、周りの人たちも年を重ねていくからです。なので変化ができない人は実はいません。ただ違うのは変化の大きさだけです。どれだけ人生が大きく変化するのかというのは、みなさんが選択できることだと思います。例えば、自分の本当にやりたいことを100パーセントやって生きていく人もいれば、ほとんど自分のやりたいことやらずに、家事や育児、介護だけをやっていく人もいます。もちろんそれぞれの社会的経済的状態にもよりますが、自分が積極的に自分の人生をどれだけ選択できるのか、というのによって変わると思います。自分がどれだけ変わりたいのかというのは、他人の人生について聞いたり触れたりすることで、「そういう生き方を自分もしてみたい」と感じることが、人生が変わるきっかけになると思います。たとえ3年変わらなかったとしても、3年と1日目に急に何か気づくこともあると思います。

早川:確かに。

本田:3年間エネルギーをためて、そのためたエネルギーで、まるでダムが決壊するかのようにドーッと変わっていったりもする人もいます。そういった意味では、ずーっと変わり続ける人が偉いとも思っていません。

早川:なるほど、深いですね。少し視点を変えて、健さんご自身が、本も書かれて、世界中を飛び回って、僕からするとものすごく忙しい中で、なぜこの番組を始めたのかというところを率直に聞きたいんですけど。

本田:私自身いろんなことをやっていますが、忙しいという認識はありません。

早川:日ごろからおっしゃっていますよね。

本田:パーティーに参加したり、人と会ったり、本を書いたりすることは、私にとって全部楽しいことなのです。もちろん、家族ともできるだけ晩御飯は一緒に食べるようにしています。そしてこのポッドキャストの番組も楽しい活動の一環です。人生相談の時間は結構楽しいです。自分が知っていることを話しているだけでは、もあまり学びにはなりませんが、人生相談やQ&A(質疑応答)とすることで、私もリスナーの方と一緒に学ぶことができます。そういう意味で本を書いている時は、自分の中のものを整理する気持ち良さがあり、講演やセミナーでは、質問者とのやり取りの中に面白さがあります。ポッドキャストでの人生相談も、みなさんの質問にどういう切り口で答えたらよりリスナーの方に響くのかというのを考えて話しています。そして、回答が質問者の方にドンピシャにはまると「やった!」と思いますし、言ってみればボウリングみたいな感覚に近いかもしれません。当てたつもりが、はずしてガーターになることもあります。(笑)

早川:健さんでもあるんですね。

本田:あります。「あー、しまった! 失敗したな」「響かなかったな」みたいなときもあれば、ストライクでスカッとするときもあります。これがすごく楽しいです。

早川:それも含めて楽しいってことですね。

本田:そうですね。

早川:実際に始めてみて、始める前に想像していた通りの面白さってあると思うんですけど。いい意味で意外だったこととか面白かったことってあります?

本田:はい、二つあります。一つは地方に行ったりするときに「あっ、健さん」と言われることが増えました。「あれっ、この人誰だろう?」と思ったら、「健さんのポッドキャストをよく聞いてるから、他人とは思えなくて……」と言われたり、すごく親近感持ってくれてるのを感じられるのがすごく嬉しいです。何十万人の人たちが毎月番組を聞いてくださっていると、それだけ絆が深まりますし。私は初対面でも向こうはすごく親近感持ってくださっているということがすごく嬉しいです。
もう一つは、結構有名な方とか、講演やっていらっしゃる方とか芸能人とか、そういった方に「実はDear Kenを聞いているんですよ」と言われることがあり、「えっ、こんな人が聞いてくれてるんだ」というのが、すごく意外で楽しかったりします。

伝説の占い師の行動が、人生相談のモチベーションに

早川:ありがたいことに、最近キクタスとしても、いろんな方から「番組をやりたい」ということで、問い合わせをいただいているんですけど。表層的に見ると、ポッドキャストをやるとすごく手間もお金もかかるので、「なんで無料でこれをやるの」というのをよく聞かれるんです。この辺は健さんどう考えていますか?

本田:例えばビジネスとかマーケティング的に見ると、無料で聴いてくださっている方が多ければ多いほど、告知効果があります。感情的には、私のメンターのメンターであるルネ・ ヴァン・ダール・ワタナベ先生という有名な占星術の占い師の方から影響を受けています。その方は、当時、人気のため鑑定料が高すぎて、普通の会社員の方だと占いをなかなか受けられないということがあり、毎週火曜日は必ず家に帰って、夜8時から9時の間は、電話がつながる方だけ無料で相談を受けるということを、生涯された方なのです。女性誌などで占いのコーナーを始められた方で、占星術の世界では伝説の大物なのです。その方が毎週火曜の夜の予定は必ず断って、毎週1時間という時間を無料で奉仕するのです。この話を聞いたときにすごく感動して、いつか私もやってみたいと思っていました。私の時間の一部を無料で差し上げて喜んでもらえるとしたら、こんな嬉しいことはないなと思ったのが、もともとのモチベーションでした。

早川:なるほど。それから健さんは6年番組を続けてこられたわけですが、例えば今「ポッドキャストをやりたい」っていう人がいたら、どんな性格や職種の人がおすすめだと思いますか。

本田:やはり人に知ってもらいたいという気持ちがある方ですね。

早川:知ってもらいたい。

本田:はい。それは例えば税理士さんでもそうかもしれませんし、小説家の方かもしれませんし。みなさんのやってらっしゃること、これを広めたいとか伝えたいとか、そういう想いのある方にはオススメです。

早川:ありがとうございます。最後になんですけど、『本田健の人生相談 〜Dear Ken〜』で、今後こんなことをやってみたいなって考えていることってありますか。

本田:そうですね、私のセミナーでもこっそり開催しているのですが、泊まりでDear Ken合宿みたいなものをやってみたいですね。八ヶ岳に研修センターを持っていますから、「朝まで生Dear Ken」みたいなことも面白いかなと思います。

早川:それは面白そうですね。いつかどこかで聞けるかもしれません。ということで、きょうは『本田健の人生相談 〜Dear Ken〜』パーソナリティーの本田健さんにお話を伺いました。健さん、ありがとうございました。

本田:ありがとうございました。

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