なぜ「音声」なのか?
そもそも、ブログやメルマガとの違いって?
この文章をお読みの方のなかにも、メルマガやブログの利⽤者は数多くいるこ
とでしょう。企業の情報発信においてもそれは同じ事だと思います。
それだけに、「ブログやメルマガがあれば⼗分では?」と感じている⽅方も多いでしょう。
確かに企業の業績や活動の様子は、ブログやホームページを介して、文字や写真、
画像を用いることでしっかりと伝えることはできます。
しかし、企業の経営者やものづくりの現場で活躍する人たちが、自らの⾁声
で、定期的に、ライブ感を持って届けられる魅力が、ポッドキャストにはあります。
派⼿手なフラッシュ映像をこまめにつくり、サイトに埋め込む必要もあり
ません。実際、情報を伝える際に、サイトやブログ、メルマガだけでな
く、ポッドキャストも併⽤用している企業もあります。
これは、顧客に対する情報開⽰示の場としてわりきっているわけでも、安
易なイメージアップをねらっているわけでもありません。そこにあるの
は、すべてのステイクホルダーに対して、⾃自社の個性やありのままの姿
を知ってもらい、信頼を築きたいという想い。
ポッドキャストにはこうした既存メディアとは一線を画す特徴があると考えています。
《既存メディアとポッドキャストの違い》
●マスメディア(テレビ、ラジオ)よりも......
ニッチな市場、狭いターゲット、コアな顧客に訴求できる。
●メルマガよりも......
抵抗が少ない(更新停止が簡単。「読む」という能動的な行為でなく、
「聴く」は受動的なので、⼼理的負担が軽い)
●ブログよりも......
感情、親しみ、信頼、あこがれなどをいただきやすい
「見えない」からこそ受け⼿はその先に広がる世界に思いを馳せ、「共感」する
ポッドキャストには⾳声だけでなく、動画を配信することも可能です
(これをビデオポッドキャストといいます)。
YouTubeのような動画をiPodにそのまま入れられると思っていただければOKです。
しかし、冒頭でも述べたとおり、「⾳声(特に肉声)」をフル活⽤する
のが本書でお伝えする「音声マーケティング」の考え⽅です。
音声のメディアといってまず思い浮かべるのは「ラジオ」だと思います。
ライブ感や多くのリスナーがその瞬間に⽿を傾けているという不思議な
一体感はテレビにはない独特な感覚でしょう。しかし、聴ける環境に制
限があることがネックになっていることも否めません。
一方、ウェブ上の⾳声メディアには「ストリーミング形式」のインター
ネットラジオがありますが、前述したとおり持ち運ぶことができません
(iPhoneで聴けるアプリケーションもありますが、ネット接続環境がなければ聴けません)。
また、身近なコミュニケーションを思い浮かべても、最近ではパソコン
や携帯電話のメールのやりとりが頻繁になり、日常で親しい人と会話す
る場⾯以外は、以前よりも「肉声」を発したり、聴いたりする機会が
減っているように感じます。
だからこそ、ポッドキャストは、「音声」の価値や魅力、強みをわたし
たちに再認識させてくれているのではないでしょうか。
「肉声」にはその⼈のパーソナリティーがそのまま浮き彫りになるという
特徴がありますし、「⽂字情報」を単純に「⾳声化」しただけのものではありません。
たとえば、メールの文章で「おはようございます」という⽂字だけを見 ると、
発信者が、元気よく言っているのか、ボソボソ言っているのか、
早⼝で言っているのか、不機嫌そうに⾔っているのか......わからないでしょう。
しかし肉声であれば、説明は不要です。そればかりか、⽂字では伝えきれない感情、
⾔葉の裏側にある⼼情まで聞いた相⼿はくみとることができるはずです。
確かにYouTubeなどの動画ツールが持つ「視覚を刺激する」⼿法にも大きな
メリットはあります。情報過多の時代、こうした効率性とインパクトに秀でる
メディアが今後ますます躍進することは間違いありません。
しかし、動画に⽐べて伝達情報を受け取ってから、イメージしたり考えるという
プロセスが音声には含まれます。効率性とはある意味対極かもしれません。
逆説的に言えば、「見えない」からこそ、受け⼿はいやがおうにも、
⾳声から伝わる「ストーリー」「情景」「空気感」などについて
イメージをふくらませるのではないでしょうか。
⾳声の発信者が、「マインドやメッセージ(想い)」「パーソナリティー(個性)」
「アイデンティティー(存在そのもの)」を受け⼿に届ける。
そして受け手ひとりひとりが発信者やその先に広がる世界に思いを馳せ、
理解し、「共感」していく。
音声コミュニケーションには、⽂字や映像といった「見る」という⾏為とは全く異なる、色あせることのない価値があります。
キクタスの音声マーケティングは、まさにその部分ににフォーカスし
た⼿法なのです。
《音声の魅力》
●表現力が豊か
●メッセージの本質を素早く伝えられる
●パーソナリティー(個性)を伝える
●文字では伝えきれない「感情」「心情」「気分をも伝える」
●⾳声を聴きイメージすることで、聴く人はその世界に巻き込まれていく
●⾳声を聴きイメージすることは、その世界を共有し、⾃分の体験することである
●ひとことで相⼿の注意を引きつけたり、耳や記憶に残す力を持っている
『共感ブランディング』(講談社刊)参照
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