
最大の価値は、ワンストップで企業や個人を
「メディア化」してくれること
─宮浦清さん(音楽家)
みやうら・きよし/作曲家、Alto Sax Player、呼吸研究家。アーティストネーム:My Aura。
自由学園、国際基督教大学卒業(人類学専攻)後、バークリー音楽大学(ボストン)にて作編曲専攻。カリフォルニア大学バークレー本校音楽学部客員助手。
「ルパン三世風魔一族の陰謀」サントラほか、J-waveの深夜のテーマ曲として「アフター・ザ・レイン」が有名。
2004年オリジナル健康メソッド「音楽呼吸法」を発表し、六本木ヒルズ等でセミナー開講。2008年1月、音楽を使った健康法の集大成「ボディリズム」発表。
宮浦さん公式サイト
東京の深夜を癒やし続けたJ-WAVEの番組テーマ曲「アフター・ザ・レイン」の作者であり、音楽家の宮浦清さん。そんな彼が東邦医大との共同研究により体系化したのが音楽と呼吸を組み合わせた健康メソッド「ボディリズム」だ。今夏の学会発表を前に、同メソッドをポッドキャストで配信している宮浦さんに、お話をうかがった。
昔から自分の放送局を持つのが夢だった
━━━宮浦さんご自身といまのご活動内容について教えてください。
作曲やサックスの演奏を中心に活動しています。かつてアメリカに5年間いたのですが、ラジオ局が日本とは比べものにならないほど多く、ラジオや音楽が日常に溶け込んでいたんです。
これをみた僕は、帰国後、音楽活動はもちろん、「ラジオ局」もつくりたいとの思いを抱きました。しかし、日本は(アメリカに比べて)さまざまな法規制があったため、
だれもが(ラジオ局をつくるのは)「無理だ」と言いました。
しかし、あるとき音楽業界の先輩から連絡があったんです。「清、いよいよラジオ局をつくる。協力してくれないか」と。
それがJ-WAVEでした。幸いにも僕は、開局時から外部プロデューサー/音楽家として、ジングルや音楽づくりに十数年間、携わることができました。
そんな経験と音楽家としての活動のなかで生まれたのが「音楽と健康の融合」をテーマにした「ボディリズム」※というメソッドでした。今夏には学会で発表する予定です。
ボディリズムとは……
音楽に反応する人間の特性を応用し開発された呼吸エクササイズを使った日本発の音楽健康メソッド。
「心と体のバランスをとる」とTVや雑誌で取り上げられることが多い脳内物質、「セロトニン」の世界的権威として知られる有田秀穂氏(東邦医大医学部教授)のもとで共同研究された。
同メソッドは、医学的検証をへてセロトニンの活性化が確認された新しい健康法として各界から注目を浴びている。
━━━ポッドキャスト「人生のせるリズムの法則」の概要をお聞かせください。

- 「リズムにのる」「リズムをつかむ」「リズムにのまれる」「リズムを失う」……僕たちの生活や取り巻く環境はすべて、リズムを基本に成り立っています。
- では、そのリズムはどうすれば引き寄せることができるんだろう─。
- 僕が体系化したボディリズムはそんな問いに答えるメソッドです。
ポッドキャスト「人生をのせるリズムの法則」
- 「元気を引き出す深呼吸エクササイズ」「声で楽しむボイスブリージングエクササイズ」など、番組内では、人生のヒントとエクササイズを音楽的にお楽しみいただける内容でお届けしています。
━━━どんな思いで番組をスタートさせたのでしょうか?
- ボディリズムは、普遍的であると同時に、だれもが応用できるメソッド。だからたくさんの人たちに知ってもらいたかったんです。
僕は昔から放送局はいつか「プライベート」なものになるとずっと考えていました
が、それをまさに現実にしたのが「ポッドキャスト」だったわけです。
ラジオ業界に長く身を置いてきた僕にとって
●番組のオンエア時間(○分○秒)
●配信のタイミング(毎週○曜日の○時配信)
といった制約がないのは衝撃的でしたね。

iTunes Storeというプラットホームを使えば、日本だけでなく世界に自分のコンテ
ンツを発信できるのもアーティストにとっては大きな魅力です。
- ダウンロード形式なので、PCはもちろんiPhoneやiPodを活用していつでもどこでも聴いてもらえることも導入の決め手となりました。
また、ボディリズムを体感してもらうセミナーも開催していますが、当然場所や開
催日時を選びます。しかも実際に体験したことがないのに、ウェブサイトやチラシ
でボディリズムのテキスト情報を見ただけでいきなりセミナーに行くのはなかなか
勇気がいることですよね(笑)
そんなとき、ポッドキャストであれば、ボディリズムに興味を持ってくれた世界中
の方々に「体感してもらう」ことができる。しかもアーティストが単独で大手企業
と同じ土俵で勝負できる。まさに「個人がメディアになる」ことを実現化してくれ
ました。
iTunesランキングで1位を獲得。大手メディアの番組よりも評価されたことに驚いた
━━━どんな効果・メリットがありましたか?
- iTunes Storeという大きなプラットホームを中心に発信できるので、(ランキングなどを通して)評価が具体的・客観的に見えるのがいいですね。某大手メディア制作の番組よりも上位になっているのを見たときは、正直驚きましたが(笑)
やはりうれしかったのはiTunesの健康部門で1位を獲得できたこと。コンテンツに
自信があったとはいえ、うれしかったですね。

iTunes Store podcast「健康部門」1位を獲得。(2009/12/23〜29)
アーティストの立場からみると、ポッドキャストというある種のコミュニティーを
持てたのは非常に大きいです。
ポッドキャストを通して、ボディリズムの考え方と同時に、それ以外に僕がどんな
ことをしているか、考えているかも伝えることもできる。
そして僕のパーソナリティーに共感してくれた方は、実際にライブなどのリアルな
場に足を運んでもらいやすくなるし、ボディリズムをもっと深く知りたいと思った
方はオーディオブックやセミナーに参加してみようか、となってくれる……そんな
サイクルを生み出す土台になるのがポッドキャストなのではないかと僕は思ってい
ます。うまく使えいこなせれば、“世界最強のプロモーションメディア”になり得るん
じゃないでしょうか。

無料ポッドキャストの実践編として発売中の有料オーディオブック
【実践!人生をのせるリズムの法則】
━━━「自分のポッドキャストを持つ」とはどういう感覚ですか?
- まさに「自分のラジオ局を持つ」感覚です。裏を返せば、それだけ大事に育てなきゃ行けないメディアだし、それだけの可能性を持ったものだとも思うんですよね。
- 特に、僕は音楽家ですから、自分の作品をまさに「耳で聴いてもらえる」ポッドキャストはとても素晴らしいツール。これは、著者やアーティスト、物事を発表したい人など、広い意味でコンテンツをクリエイトする人みんなにあてはまることだと思いますよ。
宮浦清とボディリズムを「押しつけ」るのではなく、
「ナチュラル」に感じてもらえる
━━━周囲からの反応はありましたか?
「初めて宮浦の考えていることがわかった」よと知人が言っていました。このひとことは実は僕には大きかった。当たり前ですが、ボディリズムや僕の活動、ひいてはパーソナリティーを世の中の人ひとりひとりに細かくお話しすることは、物理的に不可能です。しかしポッドキャストがそれを可能にしてしまったわけです。
しかも、音声は、耳で「ながら聴き」ができる「いちばん疲れないコミュニケーション」。「情報の押しつけ」になりにくいので、リスナーの方は、僕が発信する情報をナチュラルに受け入れてくださるんです。
たとえば、宮浦清とボディリズムのことをまったく知らない方がいきなりボディリズムセミナーに来るのと、ポッドキャストを聴いた上でセミナーに来るのとでは、理解や効果の度合いは大きく変わってきます。それに僕自身も、事前にみなさんが「予習」してくださっているわけですから非常にやりやすいですね(笑)
━━━キクタスのポッドキャストサービスを利用されたきっかけを教えてください。

すでにたくさんのプロデュース実績があったのが決め手となりました。
僕自身、昔からポッドキャストをやりたいとは思っていましたが、プランニングからマーケティングまでみてくれるようなサービス事業者はこれまでになかった。
それと、キクタスさん自身が自社ポッドキャスト(「人生を変える一冊」)を配信されていたのも大きかったですね。机上の空論ではなく、プレイヤーとして現在進行形で「ポッドキャスト業界」で起こっていること、トレンドをつかんでくれているから、「真実」を語ってくれます。
プロデューサーとプレイヤー両方の観点からアドバイスをもらえるのはありがたいですね。
━━━ポッドキャストサービス利用開始前に不安を感じていたことはありましたか?
- 「宮浦清のメディア」を任せるわけですから、メカニカルな部分をしっかりアドバイス、サポートして欲しいという気持ちはありました。
- 実際のサービスでは、配信前の準備からサーバーの構築、RSSの取得・配信、iTunes等への登録手続きなど、ポッドキャスト開始までの流れを説明してくれた上で、1ステップごとにていねいにケアしてくれたので全く問題ありませんでした。
ポッドキャストはマーケティングや
セルフプロデュースの切り札になると思います
━━━キクタスのポッドキャストサービスをご利用いただき、一番評価して頂いている点はどこでしょうか?
単純にポッドキャストの制作にとどまるわけではなく、さまざまなアイデアやソリューションをどんどん出してくれるところです。
たとえばそのひとつがiTunes Storeの横断的な使い方。
これはどういうことかというと、iTunes Storeで配信できるポッドキャスト、オーディオブック、楽曲をうまく連動させるという考え方です。
ミュージシャンやアーティストでであれば、たとえばこんなことです。
(1)楽曲やオーディオブックを売るために、ポッドキャストでサンプルを流したり、思いを語ったりする
(2)興味を持ったリスナーは、そのままiTunes Storeを横断して楽曲やオーディオブックを購入する
ひとつの巨大なポータルの中でこの流れが完結できることを教えてくれたキクタスさんには感謝しています。
僕自身、健康カテゴリでひとつのモデルをつくりあげることができたので、次はいよいよ音楽カテゴリで番組をつくるつもりです。
キクタスさんとのコラボにより生まれたオーディオブック「人生の一曲」もどんどん展開していきたいですね。

宮浦さんとキクタスのポッドキャスト「人生を変える一冊」のコラボ作品
【人生の一曲】。番組に登場した著者の心に残る邦楽一曲を宮浦さんがカバーしている。
また、どのプロジェクトにおいても、しっかりと「ヒアリング(聞く)」時間を設けてくれたので、僕の漠然とした思いをしっかりと引き出してくれました。代表の早川さんは、「仕事として聞き出す」というよりも、心から「知りたい、聞きたい」という感じで接してくれるので、ついついしゃべってしまうんです(笑)。会話の端々に僕や僕の考えに心底興味を持ってくれている、思いをかたちにしようと思ってくれているように感じました。
早川さんと接した人はみな、僕と同じ事を感じるんじゃないかな。
━━━キクタスのポッドキャストサービスをご検討されている方へメッセージをお願いいたします。
いまはアーティストやクリエイターもただ作品をつくるだけでなく、マーケティングやセルフプロデュース感覚を持たなければならない時代です。ポッドキャストは間違いなくそのための切り札となると思います。
そんななか、ポッドキャストの制作はもちろん、最初のプランニングからスタッフィング、具体的なマーケティング、配信まですべてお任せできるのはありがたいですね。
キクタスさんは、僕らの「こうなりたい」という「思い」をポッドキャストを核にしたサービスで、「かたち」にしてくれる、そんな企業だと思います。
会社概要



【事例インタビュー1...




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