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インタビューVol.92
渡邉美樹さん
(ワタミ株式会社代表取締役会長・CEO)
著書
『幸せの哲学「存在」対「効果」』
【プロフィール】わたなべ・みき
ワタミ株式会社代表取締役会長・CEO。
1959年生まれ。
明治大学商学部を卒業し、会計システム会社、運送会社勤務を経て
84年に(有)渡美商事を設立。経営不振に陥っていた
「つぼ八」の店を買い取り、フランチャイズ店オーナーとして起業する。
86年に株式会社ワタミを設立し、翌年にワタミフードサービス㈱に社名
変更。(05年に現在のワタミ株式会社へ社名変更)
92年居食屋「和民」を開発、2000年
3月に東証一部上場を果たした。
「学校法人 郁文館夢学園」(中学校・高等学校・グローバル高等学校)理事長、「医療法人盈進会(えいしんかい) 岸和田盈進会病院」理事長、「日本経団連」理事、公益財団法人「School Aid Japan(スクール・エイド・ジャパン)」代表理事も務める。
ブログ 渡邉美樹の裏のない話
「存在」対「効果」
という言葉、聞いたことありますか?
費用対効果でも時間対効果でもありません。
そう、
これは渡邉さんの造語なんです。
5/26 に行われたインタビューでは、
わたしにこう説明してくださいました。
「『存在』対『効果』は、
自分の存在が周りの人に与える影響力や、
人生の中でどれだけ多くの人にかかわれるかを問う言葉です」
50歳で社長職を離れ、会長になった渡邉美樹さん。
「今まではお金の入る「ありがとう」を集めてきましたが
これからはお金の入らない『ありがとう』を集めていきたい」
29歳の僕には決して言えないこの言葉を
さらっと、でも力強く言い放った渡邉さんに、
僕はお会いする前から聞きたかったこの質問をぶつけてみました。
「なぜ渡邉美樹さんは年収1億円になっても堕ちなかったのですか?」
渡邉美樹さんの著書を
数多く読んでいる方はご存じかと思いますが、
彼はワタミを軌道にのせた若かりし頃、
気づけば年収が1億円を超えていたそうです。
世の中のほとんどのものが買えるようになった自分。
念願の家を建て、クルマも買おうと思った─
しかしそのとき、よぎったのは
「胸中はなぜか後ろめたい気持ちでいっぱいだった。
なんで自分が稼いだお金なのに、
そう思うんだろう」(渡邉さん)という思い。
「当時は、夢の軸が『自分』にあったんです。だから
なんだか後ろめたかった。では後ろめたくなく、
格好いい生き方、それは何だろうと考えたんです」
その答えが、
「人のため」
だったそうです。
今日配信したインタビュー前編で、
わたしが一番印象的だったのはまさにこの部分でした。
「自分のための欲」にから「人のための夢」へのシフト。
渡邉さんが
カンボジアやネパールの子どもたちを支援する
スクールエイドジャパン(SAJ)に尽力している根源を
まさに感じることができました。
僕がこの「人生を変える一冊」を初めて以来、
ずっと会いたいと思っていたあこがれの渡邉さん。
お会いする前も、
実際のインタビュー中も、
遙か遠くの存在に感じた渡邊さん。
そこにあったのは
当然のことながら渡邉さんと自分との
圧倒的な「人間力」の差。
後ろからガツンと殴られ、
立ち上がれない─
まさにそんな状況に陥っていた気もします。
しかし、渡邉さんこの言葉で
僕は我に返り、
そして再び立ち上がることができました。
「自分の欲のコップをいきなりゼロにすることは
できないし、する必要もない。
まずは自分のコップを満たしていいんだよ。
そこから少しずつ、まわりのコップに
注げるようになればいい」
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