booktalk-21
石田衣良ブックトーク「小説家と過ごす日曜日」。第38号が配信されました。

石田衣良ブックトーク「小説家と過ごす日曜日」には「イラとマコトのダブルA面エッセイ」というコーナーがあって、ご存知池袋ウェストゲートパークのマコトが書いたエッセイも読めるんです。

 

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今週の目次
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00 PICK UP「娘が私の望む進路を歩んでくれない」
01 ショートショート「あの声」
02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈38〉
03 “しくじり美女”たちのためになる夜話
04 IRA’S ワイドショーたっぷりコメンテーター
05 恋と仕事と社会のQ&A
06 IRA’S ブックレビュー
07 編集後記

今回は「衣良とマコトのダブルA面エッセイ」の中から冒頭をちらりとご紹介。

石田衣良とご存知『池袋ウエストゲートパーク』の主人公マコトが、 考えたこと、感じたことを、誠実に自己検閲なしで語っています。

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02 イラとマコトのダブルA面エッセイ〈38〉
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◇一周遅れのメッセージ   石田衣良

成人の日は全国的に好天に恵まれた。正月というのはなぜか奇妙なほど天気がいいものだ。新しい年を安らかなものにと願う多くの日本人の思いが、気候さえ左右しているのかもしれない。

今年の成人は全国で123万人という。かつては200万人を優に超えていたので、ずいぶんと減少してしまったが、今回はふれないでおこう。成人を祝うためのエッセイなのだ。それに個々の新成人に人口減少の責任はない。この世代の結果がわかるまで、まだ20年はある。

多くの若者の晴れ姿をニュースで眺めながら、三分の一世紀も昔の自分自身の成人の日を思いだしていた。当時、ぼくは東京の大学生で成人式には否定的だった。地元の自治体に成人を祝われるような覚えはない。区長なんてなんの関係もないし、だいたいスーツを着こんで公会堂にいくなんて、はずかしいじゃないか。そんなふうに考えて、自宅でレコードをききながら、本を読んでいた。ひねくれていたし、大学を卒業しても新卒採用で一般企業にはいるつもりはなかった。

3億円ともいわれる生涯賃金を蹴とばして、自由に生きるつもりだった。アルバイトには慣れていたし、自分ひとりの食い扶持くらいなにをしても稼いでみせる。そんな覚悟を固めていたのだ・・・続きはブックトーク本編で……)

◆おれの成人式   真島マコト

おれも作者と同じで、面倒なことが嫌いだ。

地元・豊島区の成人式には顔をだしていない。

式のためのスーツを買う金もなかったし、第一あんな服屋なんか敷居が高すぎてはいれない。

成人式の当日は地元のダチと集まって、どこかのバーでのんですごした。

いまだに成人式でバカをやってるガキを見るとよくわからないのだ。

セレモニーをぶっ壊すくらいなら最初から参加しなければいい。

それとな、今の時代、ほんとに大人になるのがめでたいことなのかという疑問はいつだって残るよな・・・続きはブックトーク本編で……)

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毎回、驚きの質問が飛び交う「恋と仕事と社会のQ&A」コーナー。

今回の質問を駆け足でご紹介します。(抜粋でごめんなさい!)

  • ▼PickUp▼45歳女性です。娘が私の望む進路を進んでくれません。わたしは女手ひとつで娘を育てた経験から、手堅い職業である医師や看護婦になってほしいと願い、できる限りのことをしてきました。ところが、大学生になった娘が、「オーストラリアにワ……
  • ▼Q.1▼21歳女子大学生です。私には変えたい自分の性格があります。それはうまく説明できないのですが、理不尽に耐えられないところです。たとえば「私はこんなにもがんばっているのに報われないのはおかしい」とか「私はこんなに好きなのに」といった、……
  • ▼Q.2▼28歳女性です。会社の総務や役所に書類を提出する際、捺印を忘れたり、注意書きの記載を見逃したりすることが多いです。依頼があったらすぐやる性分で、返却があっても再度提出すれば間に合うので問題は起きていません。しかし、棄却される度に「……
  • ▼Q.3▼石田衣良さま、早川さま。毎月素敵なメールマガジンありがとうございます。いつも楽しく拝読しております。私はとくにワイドショーのコーナーが好きです。石田衣良さまの丁寧で優しくユルい言葉で描かれる大胆な内容に頷きながら興奮しています。私……
  • ▼Q.4▼30歳の女性です。どうしても悩んでいることがあり、LGBTに理解が深い石田さんに相談したいです。私には10年来の同性のパートナーがいます。私は同性愛者という訳ではなく男性も好きになりますが、たまたま死ぬ程好きになったのが今のパート……
  • ▼Q.5▼30代女性です。私は夫に意見をしたことがありません。高学歴で頭のいい夫で、理路整然と物事を解釈する人です。私はどこかで「旦那からばかにされているのではないか」という恐れから、言いたいことがあっても我慢してきました。言い返したところ……
  • ▼Q.6▼憧れの石田先生のモデルになりたいです。わたしにはわりとハードな青春を送った経験があります。その話を聞いていただいたり、作品のモデルになったりする機会ってあるのでしょうか? 石田先生の作品にモデルはいますか?
  • ▼Q.7▼わたしは「匂いフェチ」です。香水や柔軟剤にはとても気を使っています。わたしが好きなのは金木犀の香りです。でも男性は「香水よりもせっけんの香りがいい」って言いますよね。あれって本心ですか? 人それぞれだとは思いますが、男性受けする香……

さてさて、石田衣良の回答は?

続きはブックトーク本編でお楽しみ下さい。

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1号あたり400円(+税)で、石田衣良の人生コンサルティングが受けられて、さらに毎号新作が読めてしまう、石田衣良ブックトーク「小説家と過ごす日曜日」。

乾いた日常に、極上の愉しみをお届けします。初月無料ですので、ぜひ一度、お試し下さい。

 

 

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